それは平成13年夏、「鰊(にしん)」公演から始まった・・・・。
ノウハウも何もない僕達が、突然舞台装置を作ることに。
いまだに語り継がれる伝説「はじめは全て段ボールだった」そう、全てのセットは段ボールで作られ、しかも自立しないため公演中(3時間!)ずっと支えるのが仕事という状態から始まったのだ。
その後、数々の試練をくぐり抜けた。
「リンゴの木に花を咲かせたい」
「馬を作って欲しい」
「人が乗れて、しかも動ける漁船を作ってくれ」
「ジュースの自販機」
僕達は素人だ。それはもう悩みに悩んだ。
だけど、決して「できない」とは言わなかった。無理難題を出されるほど、絶対作り上げてやる!!という意地があった。
そして、不可能を可能にしてきた。
全力で演じる役者達に恥ずかしくないものを、という気持ちで。
リンゴの木に花を咲かせ、
大きな発砲スチロールの塊から馬を作り上げ、
作業場より大きな船を分割で作り、
コカコーラの自販機を作った
はじめは皆純粋な大道具係であったが、
そのキャラクターの良さから役者へ引き抜かれるものもいる。
人員不足のため兼務で頑張ってもらうが。
それぞれに思い入れがある。
成長の跡もある。
チームワークも抜群だ(笑)
スロースターターの大道具チーム。
いつも完成はギリギリだが、決して手抜きはしていない。
海舟丸2号
札幌公演が決定し、さらに大きな船が必要に |
海舟丸1号
分割で作ったモノを会場で合体させて
仕上げる |
|
発砲スチロールから馬を切り出す |
布を貼り付けて、たてがみをつけて
馬完成 |
|
|
ベニヤ板から自販機 |
|
|