あらすじ
2004年秋、浜益村は合併するか否かの住民投票を目前に控えていた。
マチの電気屋さん・深大寺昭夫は「合併を反対する会」の会長を務めてはいるものの、合併に対してはまだまだ考え中であった。ところが、息子の昭彦が石狩の会社を辞め行方不明になってからは、敵討ちのように強硬に「合併反対」を打ち出してきた。
合併を推進する者、反対する者、直前になっても答えの出せない者・・・・。
様々な思いが交錯する中で住民投票が行われ、合併することに決まる。
そしてある日、1人の男が浜益にやって来て「浜益だけが合併できない」という噂が広がっていく。
混乱する住民達。
男の正体は、そして住民達は・・・。
合併しても見失っちゃなんねぇ
おれたちは変わらない
おれたちはあい風の吹くここにいる
おれたちはここにいるんだ
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